石和石仏巡り

 名古屋・新潟などの仲間と、恒例の八ヶ岳テニス合宿を終え、帰りに石和温泉にて一泊しました。
 練馬区指定保養施設となっているホテル「慶山」の露天風呂にてゆっくりとテニスの疲れを癒し、翌日の石和散策に
 備えました。


 6時、ハッキリしない空模様にホテルの傘を携えて出発です。
 300mほど東に行くと、毎年ワインの試飲を楽しませて頂いている「モンデ酒造本社工場」があります。
 工場前の大駐車場の奥に、小さなお社がありました。


 
          本社工場                 前の駐車場   
 
         神明型鳥居                お社


 南隣の笛吹市商工会館の庭に、「一石六地蔵像」がありました。

 
        笛吹市商工会館             一石六地蔵像                同 拡大画像


 路を南に進み、突き当たりの国道411号線を左折します。

 
       国道411号線の通り

 商工会館から350mほどで、「普賢願生稲荷堂本殿」です。
 本殿は、覆屋の中に存置されているので概容が覗えませんが、一間社流造唐破風向拝付檜皮葺の建物です。


 
       普賢願生稲荷の概観            入り口のお稲荷様             明神型一之鳥居
 
        明神型二之鳥居            鳥居の両脇に一対の石灯篭
 
       本殿前 左のお稲荷様            同 右のお稲荷様              本殿の覆屋


 すぐ隣が、日蓮宗身延五ケ寺のひとつで謡曲「鵜飼」で知られた「鵜飼山遠妙寺」です。
 日蓮上人が文永十一年(1274)に開いたといわれる古刹です。
 「仁王門」は、寛政元年(1789)の再建で、三門一戸側面二間楼門重層入母屋造瓦葺の建物です。
 阿吽の力士像は、「密迹金剛神」「執金剛神」の2体です。
 境内には、石和七福神の一つ「大黒天像」及び謡曲「鵜飼」の主人公鵜飼勘作を祀る供養塔及び勘作の墓を安置して
 いる「鵜飼堂」があります。


 
      国道に面した寺院門碑       石和七福神大黒天の石碑と文字念仏塔           山門
 
         仁王門                一対の金剛力士像               鐘楼
 
      コンクリート造りの手水舎            七大明神                 堂内  
 
          本堂                  日蓮上人像               大黒天像  
 
         鵜供養塔                 地蔵堂                同 水子地蔵像
 
        鵜飼勘作の供養塔              鵜飼堂                 堂内 五輪塔   


 国道411号線を西へ戻ると、甲州街道石和宿「石和本陣跡の石碑」がありました。
 この辺りは、観光通りの一つらしく電線が地中に埋められてすっきりしていました。


 
    石和町指定文化財 石和本陣跡の石碑          国道411号線


 更に国道を進むと、遠妙寺から300mほどで「石和八幡神社」に出ます。
 「拝殿」「随神門」は、ともに石和町最古の建築物です。
 拝殿の横に、境内社「稲荷大明神」がありました。


 
          神明型鳥居              池に架かる太鼓橋
 
          手水舎                 石灯篭
 
         随身門                 同 右大臣像                同 左大臣像
 
        境内の石仏                同 妙見菩薩像  
                            明治十八年(1885) 造立
 
        和風獅子型狛犬               拝殿
 
        稲荷大明神                 全容 
 
          社殿                  同 内部
 
        左側 和珥臣社               右側 社殿                  
 
          石祠                  同 石仏 


 国道411号線を渡り南へ550mほど進むと、広場の横に 旧村社「神明神社」がありました。
 境内には山梨県特有の「丸石道祖神」が、其壇を設けて祀られていました。


 
          境内                  手水舎                 石灯篭  
 
          拝殿              広場より拝殿-本殿を臨む              庚申塔と石祠 
 
         同 庚申塔                 同 石祠               同 中に祀られている石仏
      寛政八年(1796) 造立
 
        丸石道祖神                同 拡大画像            麓影山・秋葉山二基の石碑 


 140mほど北へ戻ると、「法城山観音寺」があります。
 案内板には、「当寺は、元正天皇養老年間 (717-723) 僧行其の草設にかかり・・・・甲斐国内有数の名刹であり
 ・・・・」と記載されていましたが、栄枯盛衰を経てきたのでしょう、本堂の見分けがつかないほどのこじんまりと
 したお寺でした。 


 
        通りの寺院名碑             門前に六地蔵像               寺院門碑
 
         手水舎                 身代観音像             立派な龍の彫り物の手水石
 
    頭上に仏を掲げた聖観音菩薩像           水子地蔵像             石灯篭に挟まれ無縁供養塔
 
          本堂                大輝大慈悲菩薩像 
 
          鐘楼                 十三層の石塔


 1Km先の石和温泉駅に直行です。

 
         駅への路                石和温泉駅



 2.6Kmほどの神社・寺院巡りでしたが、テニスの後の体こなしには丁度よい行程でした。