小手指 寺院巡り |
今回も、西武池袋線界隈の「武蔵野三十三観音」のうち、西所沢の「普門寺」と小手指の「全徳寺」を巡ります。 西武池袋線西所沢駅の東口に降りたったのは、9時45分でした。 ![]() 西所沢駅東口 右に向かい踏切を渡って丁度駅の反対の西側に400m廻ると、住宅に挟まれて「南無法華不動尊」の門碑があるお堂 がありました。 境内には「稲荷社」が同居していました。 ![]() ![]() ![]() 寺院門碑 五層の石塔 文字塔 ![]() お堂 ![]() ![]() 稲荷社 神明型鳥居と社殿 同 社殿内 再び西へ、西武狭山線の踏切を渡り300m余りで二又路に出ました。 二又路の先端に、「坂東第一北野天満宮」の道しるべがありました。 左右の側面には、「右/三ヶ嶋 青梅道」「左/従是 北野一七丁」と陰刻がありました。 左は、北野天満宮への路なの でしょう。 ![]() ![]() 二又路 道しるべ碑 嘉永二年(1849) 造立 二又路を右へと取り300mほど進むと、武蔵野三十三観音の第11番札所「上洗山普門院無量寺」に着きます。 門前の参道には、いくつもの小堂と石仏・石碑が並んで安置されています。 山門の並びには、札所の本尊「千手観世音菩薩像」が祀られています。 ![]() ![]() 参道に並ぶ小堂 馬頭観世音菩薩像 嘉永二年(1849) 造立 ![]() ![]() ![]() お堂1 同 観音像と弘法大師像 馬頭観世音菩薩の石碑 ![]() ![]() ![]() お堂2 同 弁財天像 同 拡大画像 宝暦二年(1752) 造立 ![]() ![]() お堂3 同 聖徳太子像 宝暦二年(1752) 造立 ![]() ![]() ![]() 山門左側の石仏 同 地蔵菩薩像 同 千手観世音菩薩像 享保十四年(1729) 造立 ![]() 同 子育地蔵像 石段を上がった山門の左側に、「北向の六地蔵像」が祀られています。 ![]() ![]() 山門 六地蔵像 山門を潜って直左側に、「ぼけよけ地蔵尊」を祀るお堂があります。 若干手遅れかもしれませんが、念入りに願をかけました。 ![]() ![]() ![]() ぼけよけ地蔵尊 同 拡大画像 本堂 ![]() 青銅の弘法大師像 普門寺を北に進むとすぐに、狭く交通の激しい旧青梅街道 (国道463号線) に出ます。 上新井交差点の手前右手に、塀に埋もれた感じの「荒神前稲荷神社」がありました。 更に西へ進むと、大六天交差点です。 旧青梅街道は右に折れ北西に向かいます。 ![]() ![]() ![]() 旧青梅街道(国道463号線) 荒神前稲荷神社 明神型鳥居 大六天交差点 交通の激しい旧青梅街道を避けて閑静な側道を北西に進むと、普門寺から650mで「上新井諏訪神社」があります。 ![]() ![]() 上新井諏訪神社 神明型鳥居 拝殿 更に進むと、所沢を東西に横断する東川に出会います。 ![]() ![]() 東川に架かる橋 同 東川 東川に架かる橋を渡った直の交差点角に、二基の石造物が祀られていました。 「馬頭観音像」は道しるべになっていたようで、左右の側面に「左/青梅 三嶋道」「右/川越道」と陰刻がありました 。 ![]() ![]() 二基の石造物 同 拡大画像 ![]() ![]() 同 石橋供養塔 同 馬頭観音像 寛政五年(1793) 造立 安永六年(1777) 造立 交差点を左に折れ暫らく進むと、再び旧青梅街道 (国道463号線) に出ます。 旧青梅街道を突っ切って西へ歩を進めます。 ![]() ![]() ![]() 旧青梅街道と交差 旧青梅街道 (国道463号線) 旧青梅街道を横切り西へ進む ![]() 再度東川を渡る 途中墓地があり、入口の左右に「六地蔵像」が祀られていました。 ![]() ![]() ![]() 墓地 左側の三地蔵像 右側の三地蔵像 小手指小学校の辺りでは、梅林の梅がピンクの花をつけていました。 ![]() ![]() 小手指小学校付近 梅林が盛り 上新井諏訪神社から1,800mで、 小手指中学校の南側にある「北野天神社」西側の神社名碑に辿り着きました。 ここからは、見事な石灯篭に導かれた西参道が拝殿まで続いています。 北野天神社は、三社合殿 (物部天神社・国渭地祇神社・天満天神社) ということだそうです。 更に境内には、廃社となった航空神社の社殿を利用した「小手指神社」及び「文子天神社(はた神様)」「石宮神社」 「稲荷神社」「八雲社」があります。 ![]() ![]() ![]() 神社名碑と明神型一之鳥居 北野天神西の参道 北野天神西の参道 ![]() ![]() ![]() 境内社 石宮神社 社殿の裏に石祠 社殿横の水舎 ![]() ![]() ![]() 境内社 小手指神社 神明型鳥居 航空神社の社殿 同 内部 小手指神社社殿 ![]() ![]() ![]() 境内社 稲荷神社 神明型鳥居 社殿 社殿前のお稲荷様 ![]() 境内社 八雲社 拝殿・幣殿は平成6年改築の比較的新しい建物でしたが、本殿は安永年間(1770年代) の建築ということです。 また、境内にある「力石」はかなり重そうですが、目方は実量より2割ほど加算されて刻まれているとのことです。 ![]() ![]() ![]() 石灯篭 和風獅子型狛犬 水舎 天保五年(1834) 造立 ![]() ![]() ![]() 拝殿 本殿 舞殿 ![]() ![]() ![]() 境内社 文子天神社 神明型鳥居 諸神宮 社殿 力石 ![]() ![]() ![]() 力石1(四拾七貫余り) 力石2(五拾貫余り) 力石3(四拾ニ貫余り) 県道179号線 (所沢青梅線)に面して一之鳥居があり、長い参道が拝殿まで続いています。 ![]() ![]() ![]() 県道に面して神社名碑 明神型一之鳥居 参道 ![]() ![]() ![]() 神明型ニ之鳥居 風格のある石灯篭 参道より拝殿 北野天神前交差点を左折します。 ![]() ![]() 北野天神前交差点 全徳寺の裏側 小手指公民館横手の小川沿いに南西へ進むと、やがて武蔵野三十三観音の第12番札所「梅林山北野院全徳寺」の屋根 が見えます。 駐車場の一角に配置された「17体の羅漢像」が出迎えてくれました。 ![]() ![]() ![]() 羅漢像の一角 同 左の半分 同 右の半分 南側に廻り込むと「地蔵菩薩像」を祀る小堂があります。 北野天神社から650mで、今日の最終目的「全徳寺」に着きました。 山門までの参道にも、「地蔵菩薩像」が両脇を固めています。 梅林山と号するだけあって、参道には有名になった蝋梅も数本あり、ちらほら黄色い花を咲かせていました。 ![]() ![]() 小堂 同 地蔵菩薩像 ![]() ![]() ![]() 参道左側の地蔵菩薩像 参道左側の地蔵菩薩像 山門と寺院名碑 山門を潜ると、左右に六地蔵が迎えてくれます。 山門左手の観音堂には、「普悲観世音菩薩像」が祀られています。 ![]() ![]() ![]() 六地蔵像 同 左の三地蔵像 同 右の三地蔵像 ![]() ![]() 馬頭観世音の石碑 十三層の石塔 ![]() ![]() 本堂前の石灯篭 本堂 宝暦十一年(1761) 造立 ![]() ![]() ![]() 布袋(線彫)・恵比寿・大黒像 太子堂 鐘楼 ![]() ![]() 観音堂 同 普悲観世音菩薩像 ![]() ![]() 境内社 秋葉山神社 同 不動明王像 墓地の入口には、向かい合った「六地蔵像」や「文字庚申塔」等が並んでいました。 ![]() ![]() ![]() 墓地入口の六地蔵像 同 左の三地蔵像 同 右の三地蔵像 ![]() ![]() ![]() 墓地入口の石仏・石碑 (庚申塔下部)三猿碑と地蔵像 文字庚申塔 今日の目的は達成しましたので、小手指駅までの2,500mはひたすらウォーキングを楽しみます。 先ずは、県道所沢青梅線を小手指小学校まで東進します。 ![]() ![]() うららかな春の小川 県道所沢青梅線 県道所沢青梅線の途中の住宅の一角に「馬頭観世音の石碑」がありました。 ![]() ![]() 馬頭観世音の石碑 同 拡大画像 小手指小学校を左折し、後は北上します。 旧青梅街道 (国道463号線) と交わる小手指駅南交差点を渡り、更に北上します。 ![]() ![]() 小手指駅南交差点 西武小手指ハイツ辺り 西武池袋線小手指駅南口に着いたのは12時45分、丁度3時間の行程でした。 ![]() 西武池袋線小手指駅 走行距離は7Km程度でしたが、大六天交差点付近で「馬頭観世音の石碑」を探すのに難渋し(結局見当たらず)無駄 足を踏んだため、所要時間は30分ほどオーバーしてしまいました。 しかし、最近稀な春の日差しを受けながらの寺院巡りは心地よいものでした。 ![]() |