江戸川区富士塚巡り3(船堀・上鎌田・下鎌田・今井富士
東京都内で最も多く富士塚が残る江戸川区で、2021年に平井地区・葛西地区の7個所を登攀しましたが、今回は船堀駅~瑞江駅~一之江駅にかけての4個所の富士塚巡りを計画しました。



9時40分に、都営新宿線船堀駅南口に降りました。
船堀駅前トキビルの横 新緑に整備された街並みを、南東に進みます。
突き当りの船堀六丁目児童遊園内を進むと、船堀スポーツ公園に出ます。
清々しい空気の公園内を進むと、神社の塀に突き当るので左折します。


        船堀駅南口           船堀駅前トキビルの横を南東に        新緑に整備された街並み

       児童遊園に出る            スポーツ公園に出る           突き当りの神社塀を左折



船堀駅から700mで、旧船堀村東組の鎮守社で村社の「船堀日枝神社」に着きました。
境内入口の鳥居の左側に、江戸川区登録有形民俗文化財14基の力石 と「大願成就碑」「竜宮神社碑」などが配置されています。
参道には、「一之鳥居・二之鳥居」「三対の石灯篭」「二対の獅子型狛犬」「手水舎」「百度石」が並びます。
正面には、左右相殿に春日大明神と稲荷大明神を合祀する八幡造りの「社殿」が控えています。


       神明型一之鳥居                鳥居左側               同 14基の力石

        同 大願成就碑              同 竜宮神社碑

         参道                一対の石灯篭                 一対の石灯篭

         手水舎                同 手水鉢                  百度石

       神明型二之鳥居              和風獅子型狛犬             一対の石灯篭

      拝殿前 一対の獅子山             同 拡大画像

       拝殿前 一対の天水桶               拝殿


拝殿の左奥には、江戸川区登録有形民俗文化財「船堀の富士塚」がありました。
高さは2メートル程度ですが、面積が広く全山ボク石に覆われ、くの字の登山道になっていてなかなかの雰囲気を醸し出しています。
登山口に「登山講碑」、五合目辺りには「小御嶽神社碑」、頂上には「浅間神社の石祠」が祀られています。


      拝殿左奥 富士塚                麓に石祠類               富士塚の全景

        登山道入口                同 登山講碑                  登山道

        五合目辺り                 同 小御嶽神社碑 

         頂上                 同 浅間神社の石祠               同 登山口方向


社殿の右側は、芝生広場になっていて保育園児たちが遊んでいました。
広場の北東奥には、境内社の「天祖神社」が配置されています。
広場の南東奥には、境内社の「水神社」が配置されています。


    広場から 拝殿-幣殿-本殿            広場の北東奥に神社

      天祖神社 神明型鳥居            同 一対の石灯篭                  同 社殿

      広場の南東奥に石祠              水神社 手水鉢                  同 社殿



船堀日枝神社の西側に、寺院が見えます。


       直ぐ前は寺院



船堀日枝神社の前は、葛西大師まいり(船堀・宇喜田・小島組)の霊場の一つ「稲香山横道院光明寺」でした。
寺院門の前・両脇には、沢山の石仏・石碑などが安置されています。


        寺院門前                 同 聖観音菩薩像             同 青面金剛像の庚申塔
                            享保年間(1716-1736) 造立

        寺院門左脇                同 南無遍照金剛碑             同 聖観音菩薩像

        寺院門左脇                 同 石灯篭                  同 地蔵菩薩像
                                                    享保十二年(1727) 造立

   同 (剥落が進む)青面金剛像の庚申塔


境内の左側には、「水子地蔵像」「手水舎」が配置されています。
境内の右側には、「大師堂」「宝塔」が配置されています。
正面には、「本堂」の前に「弘法大師一千百五十年御遠忌報恩塔」が立っています。


        境内の左側

        水子地蔵像                 手水舎                 同 手水鉢

        境内の右側

         大師堂                 同 弘法大師像

         宝塔                 同 大日如来像

本堂前 弘法大師一千百五十年御遠忌報恩塔

         本堂                 同 一対の石灯篭                同 天水桶



寺院の塀沿いに進むと、道に面して寺院名碑が見えます。


      寺院の塀沿いに進む              寺院名碑が見える



光明寺から150mで、「幸雲山道観院法龍寺」です。
山門の脇には、「念仏塔」「地蔵菩薩像」と江戸川区登録有形民俗文化財の「青面金剛像の庚申塔」「食用蛙供養塔」が安置されています。
残念ながら、山門は閉じられていて拝観は叶わなかったです。


       山門と寺院名碑             山門脇の石仏・石碑               同 念仏塔

       同 地蔵菩薩像             同 青面金剛像の庚申塔             同 食用蛙供養塔
                            寛文四年(1664) 造立            昭和二十七年(1952) 造立

      閉じられている山門



光明寺と法龍寺の間の道を北西へ、途中交わる船堀街道(都道308号線)を北東へ駅に向かいます。
法龍寺から700mで、都営新宿線船堀駅南口に着きました。
予定より早い、10時20分でした。


     光明寺と法龍寺の間の道            ひたすら北西へ              船堀街道を北東へ

        船堀駅南口



     
船堀→→瑞江


10時30分に、二駅先の都営新宿線瑞江駅南口に降り立ちました。
駅前の大きな道を東へ向かいます。
道路際に植栽されているヒラドツツジが、奇麗に色づいています。
やがて、南北に走る江戸川区登録史跡の東井堀親水緑道に出ます。
うららかな日和と微風に快適に健康の道(東井堀親水緑道)を南東に進むと、鳥居が見えてきます。


        瑞江駅南口                駅前の道を東へ              ヒラドツツジが満開 

       健康の道の標識               東井堀親水緑道                鳥居が見える



瑞江駅から700mで、上鎌田村の村社「南篠崎天祖神社」に着きました。
鉄筋コンクリート神明造りの「社殿」左横には、境内社「三峯神社」「日枝神社」「稲荷神社」の三社が配置されています
社殿の右奥には、境内社「水神社」が配置されています。


        明神型鳥居                 一対の石灯篭

         手水舎                  手水鉢

       拝殿前 獅子山               同 宗風獅子型狛犬                 拝殿

        拝殿左横               境内社三社 神明型鳥居

         同 三峯神社                  同 日枝神社                 同 稲荷神社

        拝殿右奥                境内社 水神社 神明型鳥居               同 社殿


社殿の裏側に、江戸川区登録有形民俗文化財「上鎌田の富士塚」があります。
塚の高さは、約1.5メートルですが面積は広く、円墳に近い形をしています。
登山口に向かう道の左側には、「7基の力石」が配置されています。
登山道は電光型で石の階段になっており、頂上には「浅間神社の石祠」が祀られています。
登山道は右側にもあり、更にその奥には「胎内」もありましたが、講碑的なものは見あたりませんでした。


        富士塚入口                 7基の力石                   登山道

       5合目辺り 石祠                  山頂付近               同 浅間神社の石祠

        右側の登山道             登山道付近に稲荷大明神の石碑            同 拡大画像
                                                     享保十九年(1734) 造立

      山頂より 入口方向            山頂より 右側の登山道方向

        塚の右奥                   同 胎内



更に健康の道(東井堀親水緑道)を南東に進むと、お堂が見えます。


      健康の道を南東に                お堂が見える



南篠崎町2丁目の地蔵堂」です。
光背に五輪塔が浮き彫りされている、多摩地方に10基ほどある珍しい地蔵像です。


         地蔵堂                 同 地蔵菩薩像



更に進むと左手に寺院の塀が見え、直ぐ篠崎街道(都道451号線)に出ます。
篠崎街道を左折すると、直ぐの信号前に寺院名碑が立っています。


      寺院の塀が見える              篠崎街道を左折



南篠崎天祖神社から300mで、「薬王山蓮華院西光寺」に着きました。
寺院門までの長い参道の左側には、大きな「阿弥陀如来坐像」「大日如来坐像」の二体が配置されています。
右側には、「青面金剛像の庚申塔」江戸川区登録有形民俗文化財「地蔵菩薩像庚申塔」「地蔵菩薩像」の三体が配置されています。


        寺院名碑                  寺院門

      参道左側 二体の石仏             同 阿弥陀如来坐像               同 大日如来坐像

      参道右側 三体の石仏            同 青面金剛像の庚申塔             同 下部 邪鬼と三猿
                            宝暦九年(1759) 造立

      同 地蔵菩薩像庚申塔             同 地蔵菩薩像
       万治三年(1660) 造立


境内の左側には、「萬霊塔」「手水舎」が配置されており、萬霊塔の脇に「地蔵菩薩像」「如意輪観音像」「一石に地蔵菩薩像・聖観音菩薩像」が安置されています。
境内の右側には、「聖観音菩薩像」「二体の地蔵菩薩像」「六地蔵像」「鐘楼」「薬師堂」が配置されています。
本堂脇には、江戸川区指定有形文化財の石造線刻地蔵菩薩立像碑」が配置されています。
本堂の右横には、「宝篋印塔」が配置されています。



        境内の左側                  萬霊塔                 同 阿弥陀如来像

      同 地蔵菩薩像               同 如意輪観音像          同 一石に地蔵菩薩像・聖観音菩薩像

         手水舎                 同 地蔵菩薩像

        境内の右側                 三体の石仏                同 地蔵菩薩像

       同 聖観音菩薩像               同 地蔵菩薩像                 六地蔵像

         鐘楼                   同 撞鐘                   薬師堂

       本堂前 天水桶                 本堂             本堂右横 石造線刻地蔵菩薩立像碑
                                                 天明年間(1781-1788) 造立

      本堂右横 宝篋印塔              同 拡大画像



篠崎街道を南西に向かいます。
やがて、住宅の塀の一角に石柱が見えます。


       篠崎街道を南西に          キバナコスモスが目に優しい            石柱が見える



江戸川区登録有形文化財の「上鎌田の庚申塔行徳道石造道標」です。
石柱に「青面金剛」の文字と日月が、台石に三猿が彫られています。
台座の左側面は道標になっていて、「右 ぎやうとくミち」の陰刻があります。


       上鎌田の庚申塔            同 青面金剛の文字庚申塔          同 台座の左側面は道標
                            文政九年(1826) 造立



篠崎街道を更に南西に進むと、
JA東京スマイル鎌田支店の南側に電話ボックスのような覆屋が飛び出しています。


       篠崎街道を更に南西に         電話ボックスのような覆屋が



江戸川区登録有形民俗文化財の「成田山不動明王石造道標」です。
覆屋に、163㎝の大きな「成田山不動明王の石柱」が収まっています。
道標になっていて、石柱の右側面に「是○……○道」台座正面に「右行徳/左市川」と陰刻されています。


       上鎌田の庚申塔             同 青面金剛の文字庚申塔
                             文政九年(1826) 造立

       同 台座は道標              同 石柱の右側面は道標


篠崎街道と瑞江駅西通りが交差するくつろぎの家入口交差点を右折し、瑞江駅西通りを北西に向かいます。
東部区民館入り口交差点の手前に、神社が見えます。


     くつろぎの家入口交差点           ヒラドツツジに癒される              神社が見え



西光寺から1,000mで、旧下鎌田村の鎮守「豊田神社」に着きました。
境内には、自然石の手水鉢の「手水舎」と二之鳥居前に「一対の狛犬」が配置されています。
玉垣の内側には、左右に一対づつの「石灯籠」と「天水桶」が並んでいます。石灯籠の台座には、獅子が繊細に彫られています。
「拝殿」の左横に、境内社「浅間神社」が祀られていて、その右奥に富士塚が見えます。


       明神型一之鳥居                  境内                 一対の和風獅子型狛犬

         手水舎                同 自然石の手水鉢              明神型二之鳥居

      左側 天水桶・石灯篭             右側 石灯篭・天水桶       同 一対の石灯籠の台座に獅子が彫れている
    天水桶)大正十一年(1922) 造立       石灯籠)嘉永元年(1848) 造立

       拝殿前 獅子山                同 宗風獅子型狛犬                 拝殿
                           文久三年(1863) 造立


       拝殿-幣殿-本殿

     境内社 浅間神社 神明型鳥居                同 石祠                 その右奥に富士塚


江戸川区登録有形民俗文化財の「下鎌田の富士塚」です。
高さ約3mで、全山ボク石(熔岩)でおおわれ、「御嶽神社」経由と「小御嶽神社」経由の2ルートがあります。
その先には、ボク石の壁を背に「奥宮」が配置されています。
「御嶽神社」ルート付近には、「御影十三枚奉納碑」「八行講碑」などの講碑が配置されています。
「小御嶽神社」ルート付近には、「 貳拾貳間(?)碑」「浅間大神碑」「富士登山七十五度大願成就碑」などの講碑と「俵ねずみ像」が配置されています。
塚の周りには、幾つもの「力石」が配置されていました。
塚の背面には、コンクリートで造られた「大沢崩れ」もあります。
小御嶽神社の背面には、「小御嶽大神」「鳥帽子岩碑」が配置されています。




         登山口               同 御影十三枚奉納碑                同 八行講碑
                                                  大正十三年(1924) 造立

      御嶽神社側の登山道                同 講碑                御嶽神社の石祠 

         奥宮へ                  山頂 奥宮              奥宮から 登山口方向

     小御嶽神社側の登山道             同 貳拾貳間(?)碑                 同 浅間大神碑

       同 俵ねずみ像           同 富士登山七十五度大願成就碑         同 小御嶽神社の石祠

    小御嶽神社から 登山口方向              同 奥宮へ                 塚周りには力石が沢山

--------------------------------------------------------- 力石 --------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------- 力石 --------------------------------------------------------

        塚の背面                  同 大沢崩れ

      小御嶽神社の背面              同 小御嶽大神碑                同 鳥帽子岩碑


豊田神社の並びに、廃寺となった「長寿院」の建物があります。

長寿院が廃寺となり、その跡に社殿を建立して「 豊田神社 」 と改称したという歴史がありました。
門柱代わりに、左右に「下鎌田不動尊」と葛西大葛西大師まいりの「弘法大師」の石柱が立っています。
建物の右側には、三基の石碑と地蔵堂が並んで配置されています。


        豊田神社の並び

       下鎌田不動尊碑                弘法大師碑                   長寿院の建物
                            明治四十三年(1910) 造立

        建物の右側                三基の石碑                同 馬頭観世音菩薩碑
                                                   安永三年(1774) 造立

         地蔵堂                  同 地蔵菩薩像



瑞江駅西通りを南東に戻り、くつろぎの家入口交差点を右折します。
少し道幅が狭くなった篠崎街道を再び南西に進むと、交番の先に地蔵堂が見えます。


   くつろぎの家入口交差点を右折            篠崎街道を南西に



下鎌田地蔵堂」です。
地蔵堂前には、三基の「青面金剛像の庚申塔」が並んで配置されています。
地蔵堂内には、「如意輪観音像」「地蔵菩薩像」と江戸川区登録有形文化財の「一石観音庚申塔」が安置されています。 特に「一石観音庚申塔」は、秩父三十四観音順拝を記念して造立されたもので、立像19・坐像15下段に三猿が彫られています。



         地蔵堂               青面金剛像の庚申塔              青面金剛像の庚申塔
                             天保十年(1839) 造立            延享五年(1748) 造立

         手水鉢                 青面金剛像の庚申塔
                             文化元年(1772) 造立

    
         堂宇内               同 如意輪観音像・地蔵菩薩像         同 一石観音庚申塔(転写)
                                                    享保五年(1720) 造立



篠崎街道を更に進むと、お堂が見えます。


      篠崎街道を更に進む



大きなお屋敷の豪壮な門の前に「内山家の道祖神のお堂」がありました。
この道祖神を納めているお堂は内山家が管理しており、内山家の屋号は「どうろくじん」とのことです。
山門のような門構えと広大なお庭に、寺院と見間違えて中を拝観させて頂いてしまいました。
朱の鳥居が連なる「笠間大明神」胎内を有する「富士塚」広大な「枯山水庭園」二基の「五層の石塔」、どれもが一見の価値があると思われますが、個人宅ということで画像の掲載は致しません。


      山門のような門構え             道祖神のお堂               同 奉再造道六神碑



豊田神社から800mで、「天川山寂光院明福寺」に着きました。
参道は、明福寺ルンビニー学園幼稚園と同じ敷地ということもあり、何台もの送迎バスの駐車場を兼ねているようです。
山門を入って、直ぐの「手水舎」の奥に「善光寺参拝記念碑」と「出羽三山碑」が並んでいます。
参道の右側に、子育観音像を祀る「佃観音(鎌田観音)堂」弘法大師像を祀る「大師堂」及び江戸川区指定有形文化財の木造聖徳太子立像を祀る「太子堂」江戸川区指定有形文化財の親鸞聖人坐像を祀る「親鸞堂」が並び「本堂」に至ります。



        寺院名碑                親鸞聖人御旧跡碑                 参道

         手水舎                 同 手水鉢

      善光寺参拝記念碑             出羽三山碑

        佃観音堂                同 子育観音像

         大師堂               同 弘法大師像                   弘法大師碑

       明福寺の水鉢               水掛地蔵像                   聖観音菩薩像

         太子堂                  親鸞堂                   同 親鸞聖人像

         本堂                  裏手への山門

本堂右横のの山門を潜り裏手に廻ると、親鸞上人の遺跡と伝えられているかがみが池の先に沢山の石仏・石碑等が散見できます。
「布袋像」「六地蔵像 」に混じり、弘法大師像を安置する「宝篋印塔」など珍しい石造物も拝観できました。


         本堂の裏手                   かがみが池                  布袋像

         石灯籠                    六地蔵像                  同 拡大画像

       灯籠と宝篋印塔                同 石灯籠                 同 宝篋印塔

        石碑と石仏              同 藤八権現大明神碑        同 大乗 妙典日本廻国六十六部供養塔
                                                     享和三年(1803) 造立

     同 墓地敷石寄進供養塔            同 聖観音菩薩像
                             享保十五年(1730) 造立

         無縁塔               同 中央仏如意輪観音像



篠崎街道は、突き当りの旧江戸川付近の江戸川3丁目の交差点で、堤防沿いに東西に走る篠崎街道(都道450号線)と合流します。
信号を右折し、西へ歩を進めます。


     鎌田川親水緑道を横切る            江戸川3丁目の交差点              篠崎街道を西へ



明福寺から300mで、江戸川を航行する水路の神としても信仰されてきた「上今井八雲神社」です。
旧江戸川周辺は、防波堤の上に街道が通っているようで、川沿いに鎮座するほとんどの神社が一段低い所に建立され社殿が川の方を向いているようです。


        明神型鳥居                 手水舎                    同 手水鉢

         石灯籠                     拝殿                     百度石



神社の角を右折して北へ向かうと、突き当りに寺院が見えます。


       神社の角を右折                 寺院が見える



上今井八雲神社から150mで、「寶徳山寿松院金蔵寺」に着きました。
境内の植込みにいくつもの「地蔵菩薩像」が配置されていますが、摩滅が進んでとろけたようになっている舟形光背型の地蔵菩薩像が複数ありました。
塀沿いのフジ棚にも、無縁塔のごとき沢山の石仏が集められていて、その横に「水子地蔵像」「聖観音菩薩像」が並んで配置されています。
本堂横には、「六地蔵像」が配置されています。


         寺院門                   境内                  植込みに沢山の石仏

-------------------------------------------------------- 地蔵菩薩像 ---------------------------------------------------

-------------------------------------------------------- 地蔵菩薩像 ---------------------------------------------------

      フジ棚に沢山の石仏               同 左側                    同 中央

          同 右側                 水子地蔵像                  聖観音菩薩像

       本堂横 六地蔵像の覆屋             同 拡大画像

       本堂前 天水桶                 本堂



篠崎街道に戻り更に進むと、街道より下がった処に神社が見えます。


     篠崎街道に戻り更に進む            下がった処に神社が



金蔵寺から400mで、旧上今井村鎮守の「上今井香取神社」です。
鉄筋造りの「拝殿」の右奥には、境内社の「八幡宮」が配置されています。



        明神型鳥居             一対の宗風獅子型狛犬

         手水舎                  同 手水鉢

      拝殿前 一対の石灯篭                 拝殿

    境内社 八幡神社 明神型鳥居           同 一対の石灯篭                 同 社殿

社殿の左奥には、境内社の「金刀比羅宮」「浅間大神(?)」があり、社殿裏の富士塚へ行き着きます。
富士塚の付近には、存在感のある「青面金剛像の庚申塔」が配置されています。


        社殿の左奥

   境内社 金刀比羅宮 明神型鳥居              同 手水鉢                 同 社殿

     境内社 浅間大神 明神型鳥居             同 社殿

        社殿の裏手               青面金剛像の庚申塔
                            寛延四年(1751) 造立


江戸川区登録有形民俗文化財の「今井富士塚」です。
高さは約2.5mで、全体がゴツゴツした感じのボク石で覆われています。
小さな塚ながら、3つの登山道がありました。
各ルートには、「富士登山大願成就碑」「浅間大神碑」「元祖食行身禄碑」とその傍に「亀石」や「烏帽子岩」などが配され、「 さし石(力石)」や「胎内」も見受けられました。
見た目以上に狭くて険しいので、山頂の「奥宮」から下山するのにかなりの慎重を要しました。




       塚西側のルート               同 大願成就碑                同 二股に分かれる

       同 浅間大神碑                山頂 奥宮               同 富士山のオブジェ

       塚南側のルート             山頂より 南側ルート

       塚北側のルート               同 大願成就碑                 同 登山口

      同 そそり立つ烏帽子岩           同 元祖食行身禄碑と亀石            山頂より 北側ルート

     登山三十三回大願成就碑            さし石(力石)                    胎内



篠崎街道の次の角を右折し細い道を北西に進むと お堂が見えます。


     篠崎街道の次の角を右折            細い道を北西に                お堂が見え



江戸川3丁目の地蔵堂」です。
堂宇の中には、「地蔵菩薩像」と「聖観音菩薩像」が祀られています。


         地蔵堂             同 地蔵菩薩像・聖観音菩立像



北へ目をやると寺院が見えます。


        北に寺院が



上今井香取神社から150mで、「金光山明玉院円照寺」に着きました。
山門を潜り境内に入ると、左側に「法界萬霊」「六地蔵像」「聖観音菩薩坐像」「大日如来坐像」などの石仏が並んで配置されています。
境内の右側には、大きな「宝塔」が配置されています。


         寺院門                   山門

        境内右側                   同 法界萬霊                 同 六地蔵像 

       同 聖観音菩薩坐像               同 拡大画像 

        同 大日如来坐像               同 拡大画像                  同 手水鉢 

       境内右側 宝塔            早くも牡丹が咲いている                本堂



ふと気分を変えたくなり、旧江戸川の空気を吸いに南へと向きを変えました。
篠崎街道を渡ると、旧江戸川屋形船の乗船場が見えます。


     屋形船の乗船場が見える           旧江戸川 西側方面 今井橋              旧江戸川 東方面



一息ついたところで、道を引き返し北西へ向かいます。
左手に寺院門が見えます。


     引き返し左の道を行く             寺院門が見える



円照寺から350mで、「薬王山慈眼院誠心寺」に着きました。
寺院門を入ると、右手に会館風の「本堂」があり、正面の墓所手前の植込みに沢山の石仏が祀られています。
「聖観音菩薩像」「地蔵菩薩像」「如意輪観音像」に交じり、江戸川区登録有形文化財の二基の「板碑型庚申塔」及び「笠付円柱型青面金剛像の庚申塔」「笠付角柱型文字庚申塔」の四基の庚申塔が配置されています。



         寺院門                   本堂               墓所手前の植込みに沢山の石仏

        同 聖観音菩薩像              同 地蔵菩薩像               同 如意輪観音像 

       同 地蔵菩薩像                同 地蔵菩薩像                同 地蔵菩薩像

        同 如意輪観音像              四基の庚申塔              同二基の 板碑型庚申塔
                                             寛文十三年(1673)・寛文八年(1668) 造立

   同 笠付円柱型青面金剛像の庚申塔         同 笠付角柱型文字庚申塔
     元禄十年(1697) 造立            寛政十二年(1800) 造立



あとはひたすら帰路につきます。
まずは北西に進み、突き当りの鎌田西通りを左折します。
高架下の大きな交差点を右折し、目的の一之江駅に続く今井街道を北西に向かいます。
新中川に架かる瑞江大橋を渡り、一之江駅交差点を左折すると直ぐ駅が見えます。
誠心寺から1,300mのウォーキングでしたが、4月とはいえ初夏の陽気に軽やかな足取りでした。
結果、予定より早い12時50分に都営新宿線一之江駅東口に着きました。


    突き当りの鎌田西通りを左折           鎌田西通りを南西に          高架下の大きな交差点を右折

       今井街道を北西に                瑞江大橋                 新中川 北方面

      新中川 南方面 新今井橋            一之江駅交差点              一之江駅東口




富士塚銀座とも呼ばれる江戸川区ですが、登攀できそうな富士塚は13個所程度です。
今回で11個所の富士塚を巡りましたので、後は1~2個所計画して江戸川区の富士塚は終わりにしたいと思います。
江戸川区で巡拝を断念した富士塚の状況は、以下の通りです。
 ・篠崎富士塚は、富士山紀念之碑のみ。
 ・江戸川富士は、公園の展望台で富士塚ではない。
 ・白鬚神社の富士塚は、富士塚ではない。
 ・八幡神社の富士塚は、高さ1.5m程度の溶岩(黒ボク石)で積まれたもので、上には2つの祠のみ。
 ・五分一富士は、私有地内。
 ・新堀富士は、私有地内で富士講碑のみ。
江戸川区の富士塚は斜面を利用したものがなく、ほとんどが平坦な土地を利用して土を盛ってボク石を積んだような小振りのものが多いと感じました。
船堀~一之江~瑞江各地区の4個の富士塚を一挙に走破するのは体力的に無理があるので、電車を乗り継ぎ余裕をもって巡拝しました。
それでも、船堀地区1.5km+一之江・瑞江地区5.5km=7kmを走行しました。