板橋区成増地区・和光市白子地区巡り

気分転換のため、練馬区指定保養施設「森林公園 ホテル・ヘリテイジ」への温泉療養を計画しましたが、往きと帰りの時間を利用して、途中の埼玉県和光市と板橋区成増地区の寺院・神社及び庚申塔巡りを企画しました。
往きは、板橋区成増地区と和光市白子地区を、帰りは、和光市新倉地区を中心に巡ります。



チェックインまでの時間を利用して、板橋区成増地区及び和光市白子地区の寺院・神社及び庚申塔を巡ります。
今日は曇りの予報ですが、一部小雨模様の悪天候のようです。
まず、地下鉄成増駅に降り立ち川越街道(国道254号)を東へ進みます。


      地下鉄成増駅地上出入口             川越街道



400mほど先、旧百々向川が交差する角に「小治兵衛窪庚申尊の覆屋」がありました。
中には、珍しい「青面金剛坐像の庚申塔」と「第百七拾周年記念碑」が祀られています。


        街道沿いに覆屋               小治兵衛窪庚申尊       青面金剛坐像の庚申塔と第百七拾周年記念碑
                                           左) 天明三年(:1783) 造立


川越街道を戻り、成増交差点を左折し進むと小さな神社が見えます。


         成増交差点                   少し先に                神社が見える



小治兵衛窪庚申尊から450m進むと、駅前商店街のなかにある「上赤塚氷川神社」があります。


         明神型鳥居                 手水石                  境内

         青銅の狛犬                社殿



再び川越街道に戻り、西へ進みます。


        川越街道を西へ         ブリリア成増シーズンテラスの辺り

       神社が見える            その向かい側に道祖神の幟           坂を上り道祖神へ



上赤塚氷川神社から650m、板橋区登録有形文化財の「新田坂の石造物群」に出会いました。
これらは、旧川越街道新田坂に祀られていた四基の石造物で、「区内唯一の道祖神・道標も兼ねた常夜燈・稲荷の石祠・子育て地蔵尊」です。


         入口                新しい双体道祖神          新田坂道祖神等石造物記念碑

          敷地内                 地蔵尊像                三基の石造物

          常夜燈                   稲荷祠                  道祖神
     文政十三年(1830) 造立                                 文久三年(1862) 造立


その向かいに、「新田宿八坂神社」があります。


      石段の上に八坂神社          石段途中に双体道祖神          石段の上に宗風獅子型狛犬

         神明型鳥居                  手水舎                  社殿


更に進むと、東埼橋交差点に出ます。
左が川越街道ですが、直進し城下町川越に至る道旧川越街道(埼玉県道109号線)を進みます。
白子川に架かる東埼橋を渡ると埼玉県和光市です。
直ぐの交差点を右折し、白子宿通りを往きます。


       東埼橋交差点                東埼橋                  白子川

      川を渡ると埼玉県              交差点を右折                表参道



新田宿八坂神社から350mで、白子宿の氏神さま「武州白子熊野神社」に着きました。
境内には設置物かなく、余計広く感じます。


         明神型鳥居         参道の正面が熊野神社 右が白子富士塚            境内

        宋風獅子型狛犬                拝殿


熊野神社境内の左側の小高い丘が、「神瀧山清龍寺不動院」通称 瀧不動 です。
溶岩で造られた全長25mの胎内巡り「洞窟霊場」がありました。洞窟内には、2ケ所の白菊稲荷大明神が祀られていました。
その他にも、なん個所か白菊稲荷大明神が祀られていました。


        左側の丘               瀧不動の参道石段            石段途中の石燈籠

         境内                宗風獅子型狛犬                社殿

          手水舎                 同 手水鉢              同 拡大画像 不動明王像

     瀧行入口(瀧行中立入禁止)           瀧行への石段             宝珠観世音菩薩像

        祠に石像               同 猿田彦の神像               庚申の石碑

         石祠                板碑(天宇受売命)              五層の石塔

      開運洞窟巡り案内              洞窟入口                 洞窟内部

       同 白菊稲荷社              同 白菊稲荷社              同 出口が見える

        洞窟出口                出口前 社殿               三環鈴の石碑(?)

          水神様                白菊稲荷大明神              白菊稲荷大明神

    境内は石段で繋がれている            急な下りの石段


熊野神社境内の右側に、10mほどの高い「白子富士塚」があります。
しっかりした手摺りがあるメインの登山道の他、何本かの急坂の登山道がありました。




       富士塚の全容                登山口                 同 石燈籠

          同 手水鉢                 同 明神型鳥居

      同 左側 神猿の線刻像           同 右側 神猿の線刻像              一級水準点

       富士講の石碑               富士講の石碑              富士講の石碑

         登山道入口                登山道                 途中に鳥居

         明神型鳥居                手水鉢                 二基の石祠

      この辺りから急坂            途中に雲切不動明王像            やっと頂上が

      頂上 富士浅間神社の石祠          頂上 熊野神社を望む              下山道

        手摺りのない急坂           途中の文字不明の石碑            途中の宝永の石碑



白子宿通りに戻り、すぐの信号を左折します。
マンションの端に小さな神社が見えます。


         白子宿通り                   滝坂              マンションの端に神社



武州白子熊野神社から150mで、水神さま「水元稲荷社」がありました。


         明神型鳥居               制多迦童子像              水神宮の石碑


水元稲荷社の斜め前には、白子湧水の一つ「小島家湧水」が流れていました。


      滝坂の途中に湧水              小島家湧水                同 拡大画像



再び白子宿通りに戻り北上します。
途中、左側に山門が見えます。


         白子宿通り               左奥に山門



水元稲荷社から350m進み、 「瑞應山地蔵院地福寺」に着きました。
山門の左側には「馬頭観音像・舗石供養塔・阿弥陀如来立像・地蔵菩薩像」と「寺院名碑」が配置されています。
ひと際大きな地蔵像の蓮台の下には、三猿が彫られていて「地蔵菩薩型庚申塔」のようです。


         山門              山門左横 石像と寺院名碑      同 馬頭観音像・舗石供養塔・阿弥陀如来立像
                                         中)嘉永四年(1851)・右)元五年文(1740)造立

       同 地蔵菩薩像              同 蓮台下の三猿     寺院名碑の側面(関東百八地蔵第七番札所の石柱)
     宝永五年(1708) 造立

    山門右横 馬頭観世音の石碑
     嘉永三年(1850) 造立


境内の左側には、「庚申塔・普門品供養塔・三基の馬頭観音塔・六地蔵の覆屋」が配置されています。
普門品供養塔は、道標を兼ね脇には「右 川越道/左 大山道」と陰刻があります。


       境内左側 一角            同 庚申塔と普門品供養塔         同 三基の馬頭観音の石碑・
                          右)文化九年(1812) 造立     左)慶應三年(1867)・中)嘉永四年(1851)・
                                               右)文化十五年(1818) 造立

         同 六地蔵像               同 拡大画像

         境内の石段               本堂への石段                石燈籠

         三基の石塔               同 切支丹燈籠                 同 宝塔

      同 法華一千部供養塔              霊廟                  同 地蔵菩薩像

      青銅の延命地蔵尊像            長明堂行者供養塔               同 拡大画像

         七層の石塔                 鐘楼          右手に錫丈・左手に宝珠を持つ地蔵菩薩像

       四体の地蔵菩薩像              手水鉢                  同 地蔵菩薩像


東武東上線の高架をぐるりと回り丁度反対側に出ました。


       東上線の高架               寺院が見える



地福寺から300mで、「成田山神護寺」に着きました。
狭く長い参道の先に本堂が見え、侘び寂びの空間を感じる一時でした。


         狭い寺院門                寺院門碑              門の横に制多迦童子像

         参道の石段             石段上の和風獅子型狛犬

      脇に石碑と石仏              同 弘法大師の石碑             同 弘法大師像

       制多迦童子像               矜羯羅童子像              同 拡大画像

         水鉢                  石燈籠                  手水鉢

        地蔵小屋                同 水子地蔵像

      本堂前 如意輪観音像              本堂



東上線高架と白子川の間の道を東へ向かいます。
白子川を渡ったので、再び板橋区成増に入ったことになります。
東へ進み、成増北口通りを突っ切って更に進むと、天神下公園に出ます。
この辺りからなだらかな坂道になり、さらに行くと朱の鳥居が見えました。


    白子川と東上線高架の間の道を往く       成増北口通りとの交差点

         天神下公園             なだらかな坂を進むと鳥居が



神護寺から1,000mで、旧成増村の鎮守「菅原神社」に着きました。
閑静な住宅街に囲まれた神社は周囲に高層階の建物もなく、雨上がりの陽光に輝いて見えました。


        神社名碑                  参道の石段               神明型二之鳥居

         参道                  道路を挟んで神社             明神型一之鳥居

          石燈籠                   手水舎                   同 水盤
                                               明治二十年(1887) 造立

          神楽殿                拝殿前 和風獅子型狛犬               拝殿

     拝殿横 蓋がされた井戸


境内社は、「稲荷社」「日枝社と愛宕社の合殿」「榛名神社(?)」の4社です。
もう一社は扁額がなく不明だが、北豊島郡神社誌には榛名神社(大産靈神)の記載があり、これの可能性がある


          境内社            日枝社・愛宕社合殿 神明型鳥居          同 社殿(右は不明)

      稲荷社 神明型鳥居                同 社殿



きた道に戻り少し先の二股路を右折します。


       二股路を右へ             突き当り付近にお堂が



突き当りに、地福寺の境外仏堂「小松原阿弥陀堂」がありましたが閉扉されていました。


       小松原阿弥陀堂               無縁塔



菅原神社から180m、小松原阿弥陀堂の向かいの角に「成増4丁目の庚申塔」があります。
左側の「大典記念塔」は道標にもなっていたようで、塔の正面下部に「右 □赤塚□赤塚役場通り/前 停車場道/左 白子村吹上観音通り」と陰刻がありました。
右側の「青面金剛像の庚申塔」も道標を兼ねていて、右側面に「東 下赤塚道/南 江戸道」左側面に「西 白子道/北 吹上道」と陰刻がありました。


     向かいの角に二基の石塔       大典記念塔と青面金剛像の庚申塔
                      左)大正四年(1915)・右)寛政九年(1797) 造立

    同 大典記念塔 下部の道標          同 青面金剛像 右側面の道標        同 青面金剛像 左側面の道標



来た道を戻り成増北口通りにでます。信号を左折し、東上線の線路に沿って成増駅手前の踏切を渡ります。
地下鉄成増駅との間の賑やかな商店街を抜けると川越街道に出ました。
成増4丁目の庚申塔から950m、成増駅地上駅に着いたのは予定通りの14時30分です。


         来た道を戻る                成増北口通り               成増北口商店街

         東上線の踏切           東上線と川越街道間の商店街             川越街道

     地下鉄成増駅地上出入口




2時間で5Km近くの歩行でしたが、地図では読み取れないアップダウンがあり結構疲れました。
ホテルで温泉に浸かり、体力を回復させたいと思います。