太田区富士塚巡り1(多摩川富士) |
1月5日の事故(顔面強打&小指骨折)による症状が大分回復(顔面はあざが残る程度&小指骨折接着手術済)しましたので、再度「多摩川富士」を拝観に伺うことにしました。 時間がありますので「六郷用水跡」「東光院」を巡り、桜坂経由ファミレス「ガスト」でランチ、富士見坂経由のプランを追加しました。 11時に東急東横線多摩川駅南口を降り立ちました。 南へ100mほどの近さに神社の横断幕が掲げられ、ツアーのグループが由緒掲示板に見入っています。 更に進むと、「神社名碑」と参道の石段が見えます。 ![]() ![]() 多摩川駅南口 南へ向かう ![]() ![]() ![]() 神社の車道辺り 石段が見える 神社名碑 旧下沼部村鎮守「多摩川浅間神社」別称 田園調布浅間神社 に着きました。 ![]() 石段の前に、車輪をくるりと一周回し身を清めるという「大祓詞石車」が配置されています。 新型コロナウイルス感染症対策でしょうか、透明カバーが付いていて保護されている感じです。 参道の石段を上り「一之鳥居」をくぐると、境内の左側は「社務所」と駐車場、右側は勾配のきつい「男坂(車道)」です。 正面に「二之鳥居」が見えます。 ![]() ![]() ![]() 神社名碑と参道の石段 大祓詞石車 溶岩の石碑 ![]() ![]() ![]() 明神型一之鳥居 境内 社務所(屋上は見晴台) 二之鳥居から浅間神社に向かうこの階段エリアが「多摩川富士塚」別名 田園調布富士 となります。 高さ約10m。 多摩川浅間神社の入口から本殿までの参道が富士塚となっているようですが、実質的には黒ボク(富士山の溶岩)が積まれている二之鳥居~四之鳥居までが富士塚と思われます。 多摩川浅間神社では、多摩川台地の古墳の上に神社を建て、それをそのまま富士山に見立てて富士塚にしたとのことです 登山道の石段を上ると、直ぐに「白糸の滝」エリアが配置されています。 流れ出る滝を囲むように龍が2頭います。 また、滝の洞窟部「胎内」の穴はコンクリートで塞がれています。 そして何故か「三之鳥居」が配置されていて、その先に「石祠」と富士山五合目の小御岳神社に由来する「小御嶽神社石尊 小天狗/大天狗の石碑」か配置されています。 更に溶岩に囲まれた石段を上ると、富士山八合目に由来する「食行身録の石碑」が配置されています。 石碑の字は、勝海舟の直筆とのこと。 頂上の四之鳥居からは、参道の全容 三之鳥居~二之鳥居~一之鳥居を見下すことができます。 ![]() ![]() 明神型二之鳥居 石段の登山道 ![]() ![]() ![]() 白糸の滝 同 二頭の龍 同 コンクリートで塞がれている胎内 ![]() ![]() 明神型三之鳥居 二基の石碑 ![]() ![]() ![]() 同 石祠 同 小御嶽神社石尊 小天狗/大天狗の石碑 周りが溶岩の登山道 ![]() ![]() ![]() 先に鳥居が見える 食行身録の石碑 頂上から参道を見下ろす 石段(富士塚登山道)を上りきると、四之鳥居が待っています。 ここが頂上で、多摩川浅間神社の境内になります。 鳥居をくぐると、左側に龍吐水口の「手水舎」水晶玉の台座を廻し自身の干支と富士を指して開運を願う「水晶玉」丈比べが出来るようにと碑の両側に目盛りが刻まれている「たけくらべの碑」子宝の神・安産の神・子育ての神として信仰されている「子産石」などが並んで配置されています。 右側には、「神楽殿」と境内社が配置されています。 正面には、浅間神社古墳(前方後円墳/田園調布古墳群)の後円部を削って建てられた権現造りの「拝殿」と東京都内では唯一の浅間造りの「本殿」が優美に建っています。 浅間造りは、社殿の上に更に別の社殿が載った二階建ての建築様式のことです。 ![]() ![]() ![]() 明神型四之鳥居 手水舎 同 龍吐水口の手水鉢 ![]() ![]() ![]() 水晶玉 石灯篭 子産石 ![]() ![]() ![]() たけくらべの碑 拝殿前 一対の宗風獅子型狛犬 同 一対の石灯篭 大正三年(1914) 奉納 ![]() ![]() ![]() 拝殿 拝殿-幣殿-本殿 神楽殿 神楽殿の右横には屋根付きの合祀殿が配置されていて、左から「阿夫利神社・三峯神社・稲荷神社・小御嶽神社」の境内社4社が祀られています。 ![]() ![]() ![]() 境内社 神明型鳥居 同 朱の明神型鳥居 同 :境内社四社 ![]() 同 手水鉢 手水舎の裏側(社務所の屋上部)は「見晴台」となっていて、多摩川を挟んで再開発された武蔵小杉のビル群がパノラマ状に望める絶景スポットです。 映画「シンゴジラ」のロケ地の舞台となった場所でも有名で、左に丸子橋や新幹線、右に東急東横線・目蒲線の多摩川橋梁を電車が往来する景色が見ることができ、空気の澄んでいる時には富士山も見えるそうですが・・・。 多摩川駅からは最初に出会うのは、多摩川浅間神社の横断幕のある車道です。 車道は由緒掲示板の処で分かれ、社務所に向かう道は勾配がきつく「男坂」と云うべきで、社殿に向かう道はやや勾配が緩やかで「女坂」なのでしょうか。 帰りは、女坂を下りて来ました。 ![]() 手水舎裏側の見晴台 ![]() ![]() ![]() 多摩川を挟んで武蔵小杉のビル群 左に丸子橋や新幹線が見える 右に電車が頻繁に往来 ![]() ![]() ![]() 車道 男坂(上り) 女坂(下り) 多摩川浅間神社の前を走る東急多摩川線の踏切を渡り、直ぐ右折し線路に沿って南に向かいます。 やがてアーチ型のトンネルに出会います。 東急多摩川線の跨線橋トンネルの上には、中原街道(都道2号線)が走っています。 トンネルを抜けると「六郷用水路跡碑」があり、六郷用水遊歩道が東急多摩川線沼部駅方向に伸びています。 「六郷用水」は、優れた湧水として東京の名湧水57選に選定されています。 用水路には、「ジャバラ」と呼ばれる足踏み水車も見られます。 暫く六郷用水路を進むと、寺院の塀が見えてきます。 ![]() ![]() ![]() 東急多摩川線の踏切 アーチ型のトンネルが見える 六郷用水路跡碑 ![]() ![]() ![]() ------------------------------------------------------- 六郷用水路 ---------------------------------------------------- ![]() ![]() 足踏み水車 寺院の塀 玉川八十八ヶ所霊場55番「有慶山東光院」です。 桜坂通りに面する山門前に「地蔵堂」が配置され、二体の「地蔵菩薩像」が祀られています。 ![]() ![]() 前景 寺院名碑 ![]() ![]() ![]() 地蔵堂 同 地蔵菩薩像 同 地蔵菩薩像 ![]() ![]() 山門 山門横 溶岩のオブジェ 山門をくぐると、境内の左側に絢爛豪華な六角堂の「手水舎」が目に入ります。 モダンな六角形の手水鉢の背景に正面にステンドグラスがはめ込まれていて、天井にはハニカム状の格子があり梵字が書かれています。 手水鉢の龍吐水口も迫力があります。 手水舎の横から「千手観音菩薩像」「不動明王像」「水子地蔵像」いずれも青銅の「興教大師像」「弘法大師像」「聖観音菩薩像」が配置されている小道が続きます。 境内の正面には、スカイブルーの屋根瓦が映える「本堂」が建っています。 ![]() ![]() ![]() 六角堂の手水舎 同 六角形の手水鉢 同 龍吐水口 ![]() ![]() 同 ステンドグラスの背景と格子の天井 石仏・銅像のルート ![]() ![]() ![]() 同 千手観音菩薩像 同 不動明王像 同 水子地蔵像 ![]() ![]() ![]() 同 興教大師像 同 弘法大師像 同 聖観音菩薩像 ![]() ![]() ![]() 本堂前 天水桶 本堂 菊型つくばい 門前の桜坂通りを北東に向かい、さくら坂交差点を左折し北西に進みます。 中原街道(都道2号線)との交差点の角に、目的のファミレス「ガスト」が見えます。 40分のランチタイムを摂ります。 ![]() ![]() ![]() 桜坂通りを北東へ さくら坂交差点を左折 中原街道沿いのファミレス「ガスト」 更に北西に向かい富士見会館前交差点を左折し、富士見坂を下り東急多摩川線の踏切に戻ってきました。 線路沿いに北へ向かい、多摩川駅南口に着いたのは13時30分でした。 ![]() ![]() ![]() 富士見会館前交差点を左折 富士見坂(始め) 富士見坂(終わり) ![]() ![]() ![]() 東急多摩川線の踏切 線路沿いに北へ 多摩川駅南口 前回の事故で体調が万全とは言えないので、1.5Kmの行程を2時間弱かけて慎重に巡り歩きました。 多摩川富士塚は、伺ってみて二之鳥居~四之鳥居までの区間で実感を得たと思います。 多摩川浅間神社は、頂上の境内から眺めて鳥居が多く連なっていると感じました。 見晴台は、想像以上にパノラマが広がり、広大な景色(富士山は拝めなかったが・・・)頻繁に各路線の電車が絶え間なく眼下を走っていて飽きない時間でした。 東光院の六角堂の「手水舎」は、厳粛な境内の雰囲気にそぐわない感じながら煌びやかで素敵でした。 ![]() |