三国街道 (猿ヶ京付近) 巡り 2

 昨年に引き続いての、「テニス合宿 in 猿ヶ京」です。
 昨年は、東京薬業健康保険組合 猿ヶ京温泉保養所「ロッジガルニ」を 5時30分にスタートしましたが、今回は期待
 を持って5時に、まだ真っ暗闇の中 ソ〜ット部屋を抜け出しました。


 国道17号に出てから、前回とは逆に右に折れ 途中標識により赤谷湖方面に進みました。
 相俣ダムによって出来た人造湖は、温泉の湯煙に霞み神秘的でした。

 
         途中の標識                赤谷湖付近                赤谷湖
 

 国道を戻り、途中「猿ヶ京関所址」を拝観しました。
 猿ヶ京は、江戸と新潟を結ぶ重要路三国街道の最大の難所だった三国峠の麓の宿場として 元和年間 (1615〜1623)
 から賑わった“笹の湯・湯島温泉”が前身の温泉です。
 猿ヶ京関所は、五街道に次ぐ街道の要所として監視する役割を担って、寛永八年(1635) 徳川家光の代に設置された
 ました。
 敷地内に、「お願しょ (パワースポット) 」の 関所の屋敷神「やる気稲荷」が祀られていました。    

 
          関門              猿ヶ京関所資料館(関所役宅)          猿ヶ京関所址の石碑
 
         やる気稲荷 
       寛永八年(1631) 造立



 国道17号線を三国街道との分岐地点まで戻る途中に、お願しょ巡りのメインスポット「神明神社」の大きな鳥居
 が目に入りました。
 一之鳥居の左脇に、お願しょの一つ「庚申の石碑」など幾つかの石碑・小祠が配置されています。
 「神明宮参道」の石碑の裏には、「雨宮参請道」と彫られています。
 
 
       国道の右側に鳥居             明神型一之鳥居 
 
      鳥居の左に庚申の石碑             同 天王宮の小祠
 
     鳥居の右に神明宮参道の石碑        同 裏には雨宮参請道とある
       天明元年(1781) 造立

 鳥居を潜り参道を150m近く進むと、二の鳥居があり「蚕影山」の山頂に向かって石段が続いています。
 石段を登りきる手前に「金精堂」という小さなお堂がありました。 
 黒光りする男根とこれまた黒光りする女陰が祀ってあり、賽銭箱の周りには男根林もありました。 
 女は右横の小窓(お手入れ口)から男根を触り(小さな窓と大きな男根の組み合わせがいい)、男は左横の小窓から女
 陰を触るようになっています。 もうご利益を得る年でもないので、見るだけにしました。


 
        明神型二之鳥居              鳥明神型三之鳥居              蚕影山の石碑
 
          金精堂                 同 堂内                 同 金精神

 石段の上は、静寂に包まれた神秘の世界です。 正面にお願しょの 立派な「舞殿」「拝殿」が、威厳を示しています。
 拝殿の左側裏に、学業成就の「宮野天神」がありました。


 
          拝殿                 宗風獅子型狛犬                  石碑
                                                延享三年(1746) 造立
 
        宮野天神 神明型鳥居              同 社殿                同 五層の石塔


 起点の三国街道との分岐地点まで戻りました。


 
    左)三国街道・右)国道17号線



 赤谷湖方面は温泉街の為か、街道に伴う遺跡は関所跡のみでした。
 期待を持って付近の石仏・石碑類を探索しましたが、方々で犬に吼えられ渋々退散しました。



  ☆ 三国街道 (猿ヶ京温泉〜猿沢橋)     ☆ 三国街道 (猿ヶ京関所址・神明神社)