旭川寺院 石仏巡り(3)

 旭川寺院巡りも、二年にわたり歩いてみるとほぼ巡り終わった感がします。
 今回は、市街の奥にまで脚を延ばしてみました。



  2008年04月08日(火) 05:00~07:30 曇り


 「願王山密伝禅寺」 旭川市豊岡4条5丁目

 この寺に行き着く間にも、錦識寺・真高寺・願成寺・大法寺など幾つかの寺がありましたが、いずれも看板だけで見る
 べき石造物は設置されていませんでした。
 旭川駅から約6Kmの位置にある旭川竜谷高校の東隣りに、近代的な本堂の「密伝禅寺」がありました。

 
          山門               山門入って右手に馬頭観音像
 
          本堂              本堂前に宋風獅子型狛犬

 残雪が覆っている境内の左側に、「十二支地蔵菩薩像」が並んでいます。


 
         十二支地蔵菩薩
 
       同 亥と戌の地蔵尊像            同 酉と申の地蔵尊像          同 未と午の地蔵尊像
 
       同 巳と辰の地蔵尊像            同 卯と寅の地蔵尊像          同 丑と子の地蔵尊像

 十二支地蔵の中央辺りに、三体の地蔵尊像が配置されています。


 
        地蔵菩薩像                地蔵尊像                   地蔵尊像

 東側の寺院門傍に、「鐘楼堂」があります。


 
         鐘楼堂                雪の中から蕗の薹が


 「誓願寺」 旭川市豊岡11条4丁目

 密伝禅寺より1,200mほど北にすすむと、住宅を抜けた辺りに囲いもない広大な「愛宕墓地」があります。
 墓地東南の一角に、「誓願寺」があります。


 
         寺院門碑                  本堂
 
         百万霊塔                 塔の前に地蔵菩薩像
 
           切支丹灯篭               同 地蔵像拡大画像
 
         毘沙門天像                  同 拡大画像
 
          佛足石

 誓願寺の門前に、「がんぼけ封じ六地蔵尊」のお堂があります。
 お堂の中には、六地蔵のほかに何体もの石仏が安置されていました。
 一目見たときには、頭がすくんだ変わった六地蔵と思いましたが、よく見ると舟形光背の地蔵像で船形の頭に帽子を
 被せていたため見間違えたようです。


 
         地蔵堂                  六地蔵像                左の三地蔵像
 
        中心像の地蔵菩薩像              右の三地蔵像
 
        右側 地蔵菩薩像              同 不動明王像
 
    右側 布団を掛けて貰っている地蔵像       同 剥落した地蔵菩薩像二体
 
      同 地蔵尊像と弘法大師像        同 拡大画像 凛とした大師像

 愛宕墓地内で、幾つかの石仏を見かけました。


 
           地蔵菩薩像               地蔵菩薩像



  2008年04月09日(水) 05:00~07:00 曇り


 「弘恵寺」 旭川市東八条二丁目  

 地図にも載っていなかった小さな寺でしたが、狭い境内の横手に地蔵堂がありました。


 
          本堂                   地蔵堂                同 地蔵菩薩像
 
        弘法大師の石像 


 「高野寺」 旭川市10条通8丁目  

 前回見落とした寺です。 会館風の建物の左右に、立派な寺院門碑がありました。

 
 
          全景                  寺院門碑              和風の獅子型狛犬
 
          水盤
      昭和十一年(1936) 造立


 「成田山真久寺」 旭川市5条4丁目  

 向かいの大休禅寺と同様に、2006年6月と2007年6月に巡っています。
 市内の中心部にありながら、風格を持つ寺院です。
 今回は、いつもは木々に覆われて見れなかった六角堂の全容を載せました。


    
         南門から本堂                寺院名碑                 石灯篭
                           明治四十年(1907) 造立    
 
        六角堂の全容


 「大休禅寺」 旭川市5条4丁目  

 以前簡素な造りだった北門が、立派な山門に変貌していました。
 山門の前には、天和二年銘の入った灯篭が一対配置されていました。


 
          山門                  石灯籠                  鐘楼堂
                           天和二年(1682) 造立
 
           切支丹灯篭

 今日の主目的は本誓寺・順正寺の拝観でしたが、ここも本殿のみで石造物は見当たりませんでした。
 この他にも萬台寺・三吉神社を廻りましたが、本殿・拝殿の類もなく、会館風の建物になっています。


 
         本誓寺                    順正寺      




   ☆ 2006年6月   ☆ 2007年6月   ☆ 2008年4月   ☆ 2009年6月